片づけ研修の効果〜①経営者的視点を育てる
2024.02.05 (Mon)
企業研修
片づけには、実践してみて初めて分かる効果がたくさんあります。
その1つが、片づけを行うことは
その場の経営を考えることに繋がるということ。
その場にあるモノ、ヒト、空間=すなわちリソースを
最大限に活かすには?
これは、片づけと経営に共通するテーマです。
そして、どんなビジョンを目指して片づけをするのか。
逆に片づけることで、ビジョンが定まることもあります。
どちらにしても言えることは
片づけるとビジョンに向かって進めるということ。
進むべきビジョンを決める。
リソースを最大限に活かし、そのビジョンに向かって進む。
片づけ研修では、「職場を片づける」という生きた題材をテーマに
参加メンバーがこれらのテーマに取り組むことになります。
この研修の収穫の一つは
職場の問題(ここでは片づけ)を
「自分ごと」としてとらえられるようになるということ。
これは大きな転換です。
自分や職場を取り巻く環境は刻々と変化しています。
その変化に対応しつつ、日々の活動のアウトプットとして現れているのが
目の前の空間の状況です。
そして、間違いなく自分はその状況を作り出している一人です。
決して傍観者ではありません。
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片づけ研修に参加することで
自分たちの力で職場が片づいていくのを実感し
自らが職場の意思決定者の一人であることを改めて自覚する。
自分の行動=リソースを使っていること、ということが実感できると
よりリソースを活用するには?という問いも自ずから生まれます。
これが、「片づけで経営者的視点が育つ」と言える理由です。
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大切なことをお伝え忘れていました!
私たちの片づけ研修は、ディスカッションがメインです。
ごく限られた場合を除いて、私たちから
「これが正解です」と言うことはありません。
なぜなら一つとして同じ現場はなく、解決すべき課題も各々異なり
答えはその現場のメンバーで生み出す他に方法がないからです。
大抵の場合、苦労して解決策にたどり着くことになります。
しかしその過程こそが収穫でもあり、時間をかける価値があると私たちは考えます。
…では私たちは、片づけ研修で「何」をしているのか?
それはまた改めてお話したいと思います。