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2020.08.01 (Sat) 「くらしと片づけ」の豆知識

特等席にだれを座らせるか?キッチンの片づけ

先日、生協の組合員さん向けにオンラインセミナーをさせていただきました。
テーマは「キッチンと冷蔵庫の片づけ」。

「収納が少なくて、いつもモノがあふれています・・・」

「すぐに調理を始められるキッチンが理想なのに・・・」

「冷凍庫の中から正体不明のものが見つかる・・・」

などなど、毎日何度も使う場所だけに、悩んでいる方は多いようです。

キッチンは特にたくさんのモノが集まる場所。
調理器具や食器、調味料、食材、ストック・・・
すべてを限られたスペースに収めるのはなかなか難しいですよね。

片づけのポイントとして、よく言われるのが「定位置を決める」。
セミナーでは、この「定位置」の決め方が分からないという方のために、
考え方のヒントをいくつかお伝えしました。

そのうちの1つをお伝えします。

それは「特等席にだれを座らせるのか?」ということ。

キッチンの収納の中で、一番使いやすい場所、手が届きやすい場所はどこでしょうか?
背伸びをしたり、台に乗らなくても手が届くところ、
腰をかがめたりしなくてもすっとモノが出せるところ、
調理中、何歩も歩かなくてもすぐに手が届くところ。

そういう場所がキッチンの「特等席」です。
そこには、本当に毎日使うもの、3食作るとき毎回使うもの「だけ」を収納します。

例えば、しゃもじやお玉、フライ返しなど毎回使う調理器具は一番便利な引出しに入れても
たまにしか使わないチーズおろし器や麺棒などは別の場所に収納する。
卓上コンロやホットプレートなど場所を取る割に使用頻度が低いものは
必ずしもキッチンに収納しなくてもいいのでは?と考える。

これを意識するだけで、毎日の調理時間とストレスがぐんと減ります。

アンケートでも、「定位置は決めていたけれど、特等席の概念は無かった!」と
いう方がいらっしゃいましたので、まだの方はぜひ試してみてくださいね。